フリーランスの地方移住の注意点

フリーランスになって地方でのんびりと仕事をしたいと望む人は多いです。SEやプログラマーはパソコンとインターネット環境があれば場所を問わずに仕事ができるので、フリーランスとして地方で仕事をしている人は少なくありません。わずかな時間働いただけで、会社員時代よりも年収を増やしているフリーランスもいます。
しかし、憧れだけで無計画にフリーランスとなり地方へ移住すると、生活の目途が立たずに苦しむことになるので注意が必要です。

フリーランスは会社に属していないため、すべてのことが自分一人の責任になります。そのためフリーランスとしてやっていくには、自分一人で仕事をこなせるスキルが必要になります。
また、継続的に仕事を回してもらえるよう、人脈を作っておくことも大事です。
地方では、都内よりもIT系の求人は少ない傾向があります。そのため地方で活躍するフリーランスは会社員時代に培った人脈を活かして仕事をもらい、リモートで仕事をしていることがよくあります。
フリーランスになった後に仕事を紹介してもらえるよう、会社を退職する際は人脈を確保しておくために円満退社を心掛けましょう。

地方に移住する場合、地方での生活をあまり甘く見てはいけません。
地方は確かに都会よりは生活費が安く済むことがありますが、場所によっては車を持たないと生活できないこともあります。その場合、ガソリン代など車の維持費が掛かってしまいます。
また、地方では農家の人から食料を分けてもらえるイメージがありますが、よそ者を地元の人が歓迎しない場合もあるので注意が必要です。

このように地方での生活にもそれなりのデメリットがあることを把握しておかなければ、移住した際に後悔する羽目になりかねないので注意が必要です。